Claude Code 使い方の前提:CLI ツールであり VS Code 拡張ではない
直接回答:Claude Code はターミナルで動く CLI ツールで、Anthropic が公開する公式 SDK 兼コーディングエージェントです。VS Code 拡張ではなく、claude コマンドを叩くとファイル読み書き・シェル実行・Git コミットまで自動でこなします。
CLI で動くので、VS Code でも JetBrains でも Vim でも、自分の好きなエディタの隣で起動できます。
Cursor / GitHub Copilot との立ち位置の違い
Cursor はエディタ込みの IDE、GitHub Copilot は IDE 内の補完中心。Claude Code は CLI でエージェント挙動が強い、という3点で住み分けています。Cursor は「補完しつつチャット」、Copilot は「タブで補完」、Claude Code は「自然言語で指示すれば数十ステップを自動実行」が役割分担です。
動作要件(macOS/Linux/Windows、Node.js 18+)
・macOS 13 以降 / Ubuntu 20.04 以降 / Windows 10/11(WSL2)
・Node.js 18 以上
・メモリ 4GB 以上
・インターネット接続(API 通信のため)
Windows ネイティブでは2026年5月時点でもエッジケースが多いため、WSL2(Ubuntu)経由で動かすのが公式推奨です(出典: https://code.claude.com/docs/en/getting-started)。
30分でできることのチェックリスト
1. インストール(5分)
2. 初回ログインとプラン認証(5分)
3. CLAUDE.md の作成(5分)
4. 初回コミット(10分)
5. 5分の動作確認(5分)
時間がない方は、料金プランを並行で確認しておくと、最初の月の上限到達ロックで慌てません。詳しくはClaude Code 料金全プラン徹底解説で、Pro / Max / API の使い分けを確認できます。
インストール手順(Mac / Windows / Linux)
直接回答:Mac は npm install -g @anthropic/claude-code または brew install claude-code、Windows は WSL2 で同じ npm コマンド、Linux は npm かディストリ別パッケージ。Node.js 18+ が事前条件です。
macOS(Homebrew または npm)
# Homebrew
brew install claude-code
# npm
npm install -g @anthropic/claude-code
Homebrew のほうがアップデートが楽です。インストール後 claude --version でバージョン確認。
Windows(WSL 経由が推奨)
PowerShell から wsl --install -d Ubuntu で WSL2 をセットアップ → Ubuntu のターミナルで Node.js 18 をインストール → npm install -g @anthropic/claude-code を実行。Windows ネイティブのコマンドプロンプトからは現状動作が不安定なので、必ず WSL 内で起動してください。
Linux(Ubuntu / Debian / Arch)
Ubuntu / Debian は sudo apt install nodejs npm で Node.js を入れた後 npm install -g @anthropic/claude-code。Arch は yay -S claude-code-bin でも入ります。
インストール失敗時の確認 4項目
1. Node.js のバージョンが18以上か(node --version)
2. npm のグローバルディレクトリに書き込み権限があるか
3. プロキシ環境下なら npm config set proxy ... 設定済みか
4. Mac の場合 Apple シリコン用バイナリが選択されているか
「無料で試す方法」を先に確認したい方は、Claude Code 料金無料で試す全方法でルート4つを比較しています。
初回ログインとプラン認証
直接回答:claude login を打つとブラウザが開き、Anthropic の OAuth 画面でログインします。Pro / Max / Team はサブスク認証、API キーで使う場合は ANTHROPIC_API_KEY を環境変数に設定して claude login をスキップします。
`claude login` で OAuth 認証
ターミナルで claude login を実行 → ブラウザが自動で開く → Anthropic アカウントでログイン → 認証完了したら自動でターミナルに戻る。トークンは ~/.claude/credentials.json に保存されます。複数アカウント切替は claude logout → claude login を都度実行。
Pro / Max / Team / Console の認証先選択
ログイン画面で「Authenticate as」のドロップダウンから自分の契約プランを選択します。Team プランは admin が招待した組織名が表示されます。Console(API キー利用)の場合はこの画面ではなく環境変数経由になります。
API キー認証に切り替える方法
Anthropic Console で発行した API キーを export ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-xxx で設定すると、サブスク認証より優先されます。CI 環境や Docker コンテナ内で動かすときはこちらが基本です。
CLAUDE.md(プロジェクト指示書)の作り方
直接回答:プロジェクトルートに CLAUDE.md を置き、Claude Code に対する常時指示を書き込みます。最小10行で「使う言語・モデル固定・出力スタイル」を指定するだけで、対話品質と上限到達速度が大きく変わります。
最小テンプレ(10行)
# Project: my-app
・言語: TypeScript / Next.js 16
・出力: 日本語、コードは英語コメント
・モデル: Sonnet 4.6 を既定とする
・ファイル編集は git diff で見せてから適用
・危険なコマンドは事前に確認
・npm test を変更後は必ず実行
・命名: kebab-case
・スタイル: Prettier + ESLint
・1ファイル300行を超えたら分割を提案
・不明点は質問してから進める
これをコピペするだけで、AI の独走と上限到達の半分は防げます。
モデル固定・出力スタイル指示の書き方
default_model: claude-sonnet-4.6 と書くと、Claude Code が勝手に Opus 4.7 へエスカレートする挙動を抑制できます。
Opus 4.7 は Sonnet の数倍トークンを消費するので、Pro 上限の到達速度が一気に上がります(出典: https://qiita.com/wataru86/items/116ba416d2ebd3f28bbd)。
ディレクトリ別 CLAUDE.md の優先順位
サブディレクトリにも CLAUDE.md を置けます。読み込み優先度は「サブディレクトリ > プロジェクトルート > ホームディレクトリ(~/.claude/CLAUDE.md)」。フロントエンドとバックエンドで指示を変えたいモノレポでは、apps/web/CLAUDE.md と apps/api/CLAUDE.md を分けるのが定石です。
初回コミットまでの実践フロー(30分)
直接回答:既存リポジトリで claude を起動 → 「README を要約して」で動作確認 → ファイル編集を1つ依頼 → diff を承認 → claude commit で初コミット完了。所要約30分です。
最初の1セッションで Claude Code の挙動の8割が把握できます。
既存リポジトリで `claude` を起動
cd ~/projects/my-app でリポジトリに移動 → claude を起動 → ターミナル内に対話画面が開く。Esc でいつでも中断、/help でコマンド一覧。
「README を要約して」の最初の指示
最初の指示は重い作業を避け、リポジトリ全体の把握状況を確認するために「README を3行で要約して」と打ちます。Claude Code が自動で README.md を読み込み、3行のサマリを返してきます。これで「ファイル読込が動く」が確認できます。
ファイル編集 → diff レビュー → コミット
次に「src/index.ts のエラーハンドリングを try-catch で包んで」と指示。Claude Code は変更を git diff 形式で提案 → ターミナル上で y/n で承認 → 実ファイルに反映。続けて「いまの変更を feat: add error handling でコミットして」と頼めば claude commit が走ります。
承認の y/n は失敗してもロールバックできるので、最初は気軽に試して大丈夫です。
ここまでで Claude Code の基本動作は完走です。料金面の詳細を押さえてから本格運用したい方は、Claude Code 料金の確認手順で /cost /usage の使い方を確認しておくと、月末に「思ったより高い」を防げます。
VS Code との連携(terminal を使う or codex companion)
直接回答:VS Code の統合ターミナル(Ctrl+)で claude` を起動するのが最短ルートです。VS Code 拡張版は2026年5月時点で公式提供されていません。Cursor との併用は可能で、Cursor の補完と Claude Code のエージェント実行を分担させると最強です。
VS Code 統合ターミナルでの起動
VS Code でプロジェクトを開く → Ctrl+(バッククォート)で統合ターミナル → claude` を実行。エディタ側でファイルを開いたまま、ターミナルで Claude Code に指示を投げる二画面運用が現実的です。
Cursor との併用パターン
Cursor の Tab 補完で短いコードを書きながら、複雑なリファクタは Claude Code に投げる併用が効率的です。同じプロジェクトに2つの AI が同時に触れるので、git で頻繁にコミットを刻む運用がおすすめ。
拡張機能 codex-companion の役割
OpenAI の Codex CLI を呼び出す VS Code 拡張で、Claude Code とは別物です。役割は「VS Code 内から Codex CLI を起動するブリッジ」。Claude Code 側は Anthropic 公式 CLI を直接ターミナルで使うのが基本です。
よくある詰まり所と解決策
直接回答:「Pro 認証エラー」「5時間ウィンドウ到達」「ファイル編集が無視される」の3つが頻出。それぞれ再ログイン・10分待機・CLAUDE.md 修正で解決します。
ログインで Pro なしと表示される
Anthropic アカウントは持っているが Pro 未契約のケース。Claude.com にログインして Settings → Billing で Pro $20を契約 → ターミナルで claude logout → claude login で再認証すれば反映されます。
5時間ウィンドウに到達してロック
Pro は5時間ごとと週ごとの2階建て上限です。到達したら CLI に「Rate limit reached」が出ます。10分単位でローリング回復するので、10〜30分待つと部分的に再開できます(出典: https://qiita.com/wataru86/items/116ba416d2ebd3f28bbd)。常時ロックなら Max 5x へのアップグレードを検討。
ファイル編集が反映されない(権限 / ガード)
CLAUDE.md に「危険なコマンドは事前に確認」と書いていると、Claude Code が承認待ちで止まっているだけのケースが大半です。承認プロンプトを見落としていないか確認 → 承認しても動かない場合はファイル権限(chmod 644)を確認。
よくある質問
Q1. 日本語で会話できますか?
A. はい。CLAUDE.md に「出力: 日本語」と書けば自然な日本語で返答します。コード内コメントは英語のまま、説明だけ日本語にする運用も可能。
Q2. どこまで自動でコマンドを実行しますか?
A. デフォルトは「破壊的操作(rm -rf, force push 等)は事前承認」です。CLAUDE.md で auto_approve_safe_commands: true にすると安全コマンドは自動承認されます。
Q3. 機密コードを送って大丈夫ですか?
A. Anthropic はデフォルトでユーザーデータを学習に使いません(出典: https://claude.com/ja-jp/pricing)。Team / Enterprise プランはより強い data isolation 契約も結べます。社内規定がある場合は管理者と要確認。
Q4. 月額以外に追加費用は発生しますか?
A. Pro / Max のサブスクなら追加費用は発生しません。ただし「Extra Usage」を有効にしていると、上限到達後に API 標準レートで従量課金が走ります(出典: https://shift-ai.co.jp/blog/53404/)。Settings で確認してください。
Q5. Claude Code と Codex CLI の違いは?
A. Claude Code は Anthropic の Claude モデル系、Codex CLI は OpenAI の GPT-5系を使う CLI です。挙動は似ていますが、モデルの強み・料金・上限の仕組みが違います。両方を併用するチームも珍しくありません。
まとめ
Claude Code は CLI ツールなので、最初の30分はインストール → ログイン → CLAUDE.md → 初コミットの流れで一気に走り抜けるのが正解です。詰まり所は「Pro 認証」「5時間上限」「ファイル編集」の3つに集約されるので、本記事の対処を1冊メモしておけば9割は自走できます。
同じトピックでさらに深掘りしたい方は、ピラー記事「Claude Code 料金全プラン徹底解説【2026年版】」もあわせてどうぞ。X(@yoshio_nocode)では、毎日AI×ノーコード×スモビジの実践ネタを発信中。最新ノウハウを取りこぼしたくない方は、フォローしてください。
