GPT-5.5 とは
OpenAI の最新世代モデルです。Responses API(会話状態を 30 日まで覚えてくれる新型エンドポイント)と、従来の Chat Completions API の両方で呼び出せます。1M(100 万)トークンは文字数換算でおよそ日本語ノベル数冊分。
今までは「長文を分割して投げる」必要があったドキュメント横断の作業が、1 リクエストで通るようになります。
GPT-5.5-pro は同じ 5.5 系列の上位版で、より精度を求める作業向けに切り出されています。Responses API でしか使えない点に注意。
何が変わったか
OpenAI 開発者公式 (@OpenAIDevs) のスレッドから事実をまとめます(出典は末尾の URL)。
1. API リリース — 「GPT-5.5 is now available in the API」。
higher intelligence と stronger token efficiency(同じ作業でトークン消費を抑えられる)が公式の謳い文句。
2. エージェント能力の強化 — 計画立案、文脈収集、ツール呼び出し、
曖昧な状況からの復帰、長尺ワークフローの完遂が「より少ない指示でできる」とのこと。複数ステップのコーディングや、複数アプリをまたぐ業務操作を想定。
3. API 提供面 + コンテキスト長 — Responses API と Chat Completions
API の両方で使え、1M トークンのコンテキスト窓 が利用可能。
4. GPT-5.5-pro — Responses API 専用で、より高精度を狙う上位版。
5. 公式ブログ: <https://openai.com/index/introducing-gpt-5-5/>
(本記事の作成時点で本文は未取得。価格 / 利用条件 / レート制限詳細は要確認)。
誰にどう効くか
・エージェントを作っている開発者: ツール呼び出しが安定 + 長尺ワークフローを 1 セッションで通せる、というのは「短いタスクを細切れに何度も投げる」運用から解放される話。Codex / Claude Code 等の CLI エージェントに組み込んでいる人は、自前のラッパで GPT-5.5 を既定モデルに切り替えるかの判断材料に。
・長文を扱うチーム(法務 / リサーチ / 編集): 1M コンテキストは「長い PDF を分割せずに 1 リクエストで読み込む」「過去のメールスレッド全部 + テンプレ + 指示を一度に渡す」が現実解になる。
・Perplexity の事例: 「Perplexity Computer のワークフローで同じタスクが トークン -56%」と紹介。Codex 上で社内ツールを 1 時間で作った例も挙げられている。コスト面で旧モデルからの乗り換え動機になりうる数字(公式の自社観測値である点には留意)。