新機能2026.05.09AI経営実践ラボ編集部

Claude Code のランタイムが地味に強くなる — 大きな入力・スリープ復帰・MCP の暴走メモリ・thinking 後の出力欠けの 4 つを公式が告知

# Claude Code のランタイムが地味に強くなる — 大きな入力・スリープ復帰・MCP の暴走メモリ・thinking 後の出力欠けの 4 つを公式が告知。

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この記事の要点

3行で言うと

  • # Claude Code のランタイムが地味に強くなる — 大きな入力・スリープ復帰・MCP の暴走メモリ・thinking 後の出力欠けの 4 つを公式が告知。
  • Claude Codeの新機能として、確認に必要な要点を整理しています。
  • 料金、利用条件、対応プランを社内の運用ルールに合わせて確認してください。
この記事の目次

Claude Code のランタイムとは(短く)

Claude Code は ターミナルから動く AI 開発エージェントで、内部では Node.js プロセスがいくつかの仕事を同時にこなしています。

画面に出さない裏方の仕事としては、(a) 大きな標準入力をモデルに渡す前にバッファリングする、(b) ネットワークが切れている間もリクエスト状態を保持する、(c) MCP(Model Context Protocol — 外部ツール接続)サーバーとの間で JSON-RPC 風のメッセージをやり取りする、(d) extended thinking の出力を逐次描画する、などがあります。

今回の 4 修正は、 この裏方レイヤーで起きていた壊れ方をそれぞれ 1 つずつ塞ぐ ものです。

何が変わった

@ClaudeDevs の投稿本文の 4 項目を、項目ごとに言い換えます。各項目の対応バージョンは Anthropic 公式の GitHub releases の最近のリリースノート(v2.1.x 系)に記載されています。

1. claude -p が 10MB 超の標準入力を受け取れるようになった

claude -pプロンプトを 1 回だけ流して結果を返す「ヘッドレス」モード、CI やスクリプトから claude -p "要約して" < big.log のように使う)で、大きすぎる標準入力を渡すと内部バッファが破綻して落ちる ことがありました。今回、10MB を超えるパイプ入力でも安定して受け取れるようになった、と公式が明言しています。

長いログファイルや大量のスクレイピング結果をまとめて Claude に投げ込むスクリプトを書いていた人には直接効きます。

2. Mac をスリープから復帰させても、進行中リクエストが綺麗に再開する

ノート PC のフタを閉じる → スリープに入る → 蓋を開けて復帰、のタイミングで Claude Code が 進行中の HTTP リクエストを切れたまま復帰させてしまい、応答が止まる ことがありました。今回の修正で、スリープ復帰後の リクエスト再開がクリーンに処理されるようになります。

出先でフタを閉じ、社に戻ってフタを開けるタイプの使い方をしている人に直接効く修正です。

3. stdio MCP サーバーが余計な文字を吐いてもメモリが暴走しなくなった

これが今回いちばん 数字が具体的で重い 修正です。

Claude Code に 自前または OSS の MCP サーバーを stdio(標準入出力)で接続していて、その MCP サーバーが プロトコルメッセージ以外のテキスト (例: ログ、デバッグ出力、プロセスからの警告)を stdout に流してしまった 場合、Claude Code 側のメモリが 10GB を超えて膨れ上がる 状態になっていました。

公式は「memory stays bounded」と書いており、対応後は そのような暴走が起きなくなった、つまり MCP サーバー側のお行儀の悪さに対して Claude Code 本体が無防備ではなくなった、という修正です。

自分で MCP サーバーを書いている人 / 海のものとも山のものとも分からない MCP を試している人にとって、Claude Code がプロセスごと OOM で落ちる経路が 1 つ閉じます。

4. thinking 完了後に出力が見えなくなる現象が直った

extended thinking(Claude が回答を出す前に内部で考えるモード)を有効にしていると、思考フェーズが終わったあとに本文の出力が画面に出てこないように見えるケースがありました。実際にはモデルは出力しているのに UI 側で取りこぼしていた、という類の不具合です。

今回、 thinking 完了後に出力が確実に表示されるようになります。

誰にどう効くか

CI / スクリプトから claude -p を叩いている人: 大きなログやダンプを < file.txt で流し込む系のジョブが 無音で落ちる経路が 1 つ消える。10MB 超の入力を扱う前提に立てる。

ノート PC で出先 → 社内を行き来している人: スリープから戻ったあとに claude を再起動しなくて良くなる。リクエストが復帰時に「何もなかったかのように」続く。

MCP サーバーを書いている / 動かしている人: サーバーが余計なログを stdout に吐いてしまっても、Claude Code 本体が 10GB オーバーで OOM 死しない。これは「自分で気づくのが難しい」種類の不具合だったので、特に自作 MCP を試行錯誤している人には実害が大きく効きます。

extended thinking を常用している人: 思考が長い回答で 「考え終わったのに本文が出てこない」現象が消える。長考モデルや reasoning 系の高負荷タスクで体感が変わる人がいるはず。

触ってみるには / 注意点

・触り方: Claude Code を最新版に更新するだけ。4 項目のどれを使うにも特別な opt-in は不要です。claude --version でバージョンを確認し、v2.1 系の最新に上げてください(個別の対応バージョンは GitHub releases のリリースノートを参照)。

・注意点 1: 元の @ClaudeDevs 投稿は スレッドの 1 投稿目(1/ Stability)であり、本記事はその 1 投稿の 4 項目に絞っています。スレッド全体には MCP(4/)・ Rendering(5/)など別テーマも含まれています。それらは 2026-05-09/claude-code-mcp-stability-roundup.md2026-05-09/claude-code-rendering-fixes-roundup.md にまとめてあります。

・注意点 2: 各項目の対応バージョンは個別のリリースノートに分散しています。本記事では「v2.1.x 系の最近のパッチに含まれる」までしか断定していません。ピンポイントのバージョンが知りたい場合は GitHub releases を直接参照してください(公式投稿側にもバージョン番号は明記されていません)。

・注意点 3: ③ の MCP メモリ問題は stdio 接続の MCP サーバー に限った話です。HTTP 接続の MCP(Streamable HTTP)には該当しません。

関連リンク

・公式投稿(@ClaudeDevs、1/ Stability): <https://x.com/ClaudeDevs/status/2052770171224482188>

・Claude Code GitHub Releases(公式、対応バージョンの確認用): <https://github.com/anthropics/claude-code/releases>

_Status: pending — 人間レビュー待ち。_

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